2015年01月09日

Monty Alexander Featuring Ernest Ranglin / Rass! (1974)

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70年代、西ドイツMPSに多作を残すジャマイカ出身のピアニストが、同郷のギター奏者アーネスト・ラングリンを迎えた一枚。カリビアンなテイスト香る「Jimbo」のほか、アル・グリーンの「Let's Stay Together」や「Love And Happiness」などの時代に即したソウルナンバーのポップな色合いにジャズマインドを注いだ晴れやかな軽妙さが粋。派手さを抑えたリズム隊のアンサンブルも手伝って、オクターブ奏法も駆使しながら箱モノ特有の甘くふくよかなトーンで迫るラングリンの深みあるギターワークと、熱量を持たせ過ぎない主役モンティのとろけるフェンダーローズとが、饒舌なれど残響音少ない、やわらかいタッチの強弱によるメロウネスたっぷりな淡い音空間を演出。コンパクトに凝縮されたゆるやかなグルーヴには、二人の描く一音一音が濃密な輪郭で浮かび上がるという対話の阿吽がある。以後も続く視界のひらけた間合いが実に清々しいのだ。


posted by ウエヤマ at 00:46| Comment(0) | エレピ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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